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『体性感情解放法(ソモト・エモーショナル・リコール&リリース/S・E・R)』を最速で学ぶ(3)
お願い
このサイトでご紹介させていただいている『体性感情解放法(ソモト・エモーショナル・リコール&リリース/S・E・R)』についての考え方やその実施方法は、私が過去に専門の研究機関で学ばせていただいた事をベースに、私個人のこれまでの経験を通して体得した、自分なりのコツや考え方も一部取り入れています。
この点を事前にご理解いただいた上で、これ以降の内容を読み進める場合には、必ず以下の重要確認事項をお読みの上、その内容の全てに同意していただける方だけがお読みください。
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1.『てんかん』と診断された幼稚園女児の事例
私の個人的な体験談の一つでご説明いたしますと…。
20年近く前に、初めて癲癇発作を起こし、医療機関で癲癇の診断が確定したばかりの、当時幼稚園の年中さんの女の子が来ました。
症状もひどく、医療機関で提示された治療計画が、高校卒業まで続く、壮大な…と言うか、気の遠くなるような長期にわたる内容のものだったので、初めてのことだけに、お母さんも途方に暮れている状態でした。
まず『クレニオ・セイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)』で対応しましたが、冠状縫合のリリースの際に感じる、異常な熱感やバイブレーションから、かなりの
『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』
の存在を確信しましたので、それをリリースしたところ、私の手が焼けるかと思うような熱の放散とともに、落ちるように眠りに入り、終了後どんなに起こしても目覚めないので、そのまま抱きかかえてお帰りいただきました。
この日の朝一番で来られたのですが、その日の夕方まで全く目覚めなかったそうです。
翌日が脳波検査だったのですが、前回の検査では、1分間にものすごい数の異常波が出ていました。しかし、この日の時点では脳波が100%正常に回復しており、その後の詳細は省きますが、結論から言いますと、
その女の子は、この1回の『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』のリリースで完治し、投薬治療を受けることなく、その後も発作を起こすことなく元気に生活し、もう立派な大人になっています。
この様な話を初めて聞いた方には、なかなかにわかには信じてはいただけないかも知れないのですが、
『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放法)』と『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』の開発者であるアメリカの内科医ジョン・E・アプレジャー博士のある著書には、
『病院で、てんかんと診断される子供の内のおおよそ半分ぐらいは、脳そのものの異常ではなく、過剰な頭蓋内圧の亢進である…。』
と言った意味の記述があり、この様な、てんかんと診断されながらも、その本当の原因が脳そのものにはなく、頭蓋内圧の過剰な亢進にある子供は、その原因を除去すれば速やかに完治する…。
と言う意味の記述もあり、おそらくこの当時幼稚園年中だった女児の場合も、脳そのものには深刻な問題のない、『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』のリリースで完治できるタイプのものだったのではないかと推測しています(ご参考になれば幸いです)。
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以上が、『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放法』に取り組むにあたって、事前に理解しておきたい
『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』
の概略の解説となりますが、あともう一つ、この『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』のやっかいなところは、先にご説明した下図のような物理的な外力による侵害刺激だけではなく、
『耐え難い精神的なストレス…』
によっても形成されてしまうということです。
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2.『耐え難い精神的なストレス…』によっても形成される『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』
『耐え難い精神的ストレス…。』
これもエネルギーととらえ、物質と考えれば、体にとっては異物ですので、やはりこの場合も、体は自己防衛のために、この『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』を高エネルギーを保ったまま、表層意識では認識できないレベルにまで小さく、小さく圧縮し、体のどこか分かりにくいところになりを潜めます。
そして、それが延々と続く体調不良の原因となる事があるようです…。
3.『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放法)』の実際
既にご説明の通り、『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放法)』は、クライアントを、無意識状態あるいは、半覚醒状態に誘導することによって、クライアントが物理的な衝撃や、精神的なトラウマなどによってため込んでしまっている、
細胞の記憶(組織メモリ)を想起、回想する追体験をし、『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』を解放し始めるきっかけを与えてくれます。
特徴的なところは、術者の誘導によって、この
『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放)』
が発動し始めると、クライアントは、施術開始時の姿勢にもよりますが、例えば座位で開始した場合なら、ほとんど意識を失ったかのような、半覚醒状態になりながら、後ろ向きに倒れていきます。
人によっては結構な勢いで数秒もたたないうちにス〜ッと、治療台に吸い込まれるように倒れて行くので、それを予測した上での安全面の配慮はかかせません…。
そのため、後方に補助者を1名配置しておくなど対策が必要な事もあります。
やむを得ず1人で施術する場合には、そのリスクも考慮して、柔らかいクッションの上で行なったり、それが出来ない場合には、半覚醒モードに入って後方に倒れていく瞬間に、術者の両手や体でしっかりとアシストするなど、最大限慎重に、安全に行わなければなりません。
この半覚醒状態、無意識の状態に入ったときに、その原因が物理的なものであれ、精神的なものであれ、その『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』を形成するきっかけとなった、
クライアント自身も全く忘れていたかもしれない過去の記憶や、様々な経験、体験を想起・回想・追体験することを通して、体の中の奥深くに形成されてしまっていた『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』を一気に吹き出してきます。
その最中には、ケースバイケースではありますが、大汗をかいたり、閉じた目の奥で眼球がせわしなく動いたり、手足をバタバタさせたり、感情が吹き出して泣いたり、意味不明なことを言ったり、その方固有の様々な反応が顕著に現れてきます。
その状態を見守ってあげながら待つこと10~20分前後でパチッと目を覚まします(場合によっては1~2時間以上かかることもあります…)。
そして、その半覚醒状態、無意識状態の時に、何を想起していたのかを聴いてみると、ほとんどの場合、自分が忘れてしまっていたような、何十年も前の幼少期の経験や、まさかこれが原因になっていたとはッ!
と思うような過去の出来事、辛かった体験などを、リアルに映像化して見ていたと言う方がほとんどとなります。
この本人自身も気づいていなかった、また忘れていた過去の、その『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』を作る原因となった出来事を、半覚醒状態、無意識状態の中で想起し、回想し、追体験することによって、この『エネルギーシスト/エネルギー嚢(のう)』が解放され、その方を苦しめていた、様々な症状が改善していきます。
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私が所属していた、あるオステオパシー研究所でのワーク中に、実際に経験したケースでいいますと、
◆私の誘導でこのモードに入っていった練習相手の男性の方は、10分前後、無意識状態で苦悶の表情を浮かべ続け、
突然フッ…と目を開けたので、何を想起していたのかを皆で確認すると、なんでも以前、海外青年協力隊で外国へ行っていた時に、同行の仲間が目の前で暴漢に拳銃で打たれ、命に別状はなかったものの、負傷したと言う、恐怖体験を思い出していました。
◆また別の男性は、このモードに入っている最中に大汗をかきながら、閉じた目の奥で眼球を頻繁に動かし続け、目覚めたときに、また何を想起していたのかを聞いてみると、
ずいぶん前に、仲間が街であるグループとケンカになり、助けに入ったときに、自分も巻き添えを食って、怪我をしたときの恐怖体験を思い出していました。
◆また私が直接見た訳ではありませんが、同じステオパシー研究所の別の事例では、さほど高くはない斜面から、車ごと落下してしまった事故で、奇跡的に大事に至らず、大きな怪我もなかった男性が、その後、原因不明の痛みに何年も悩まされていました。精密検査でも異常は全くありません…。
そこでこのモードに入るように誘導したところ、目を閉じたまま仰向けになって手を上にあげでグルグル回しながら、何かに懸命につかまろうとしています。
目覚めた時に、何を想起していたのかを聞くと、本人自身も一瞬の出来事で全く覚えていなかった、車ごと落下して行くその運転席で、何とかして落ちないように浮かび上がろうとして、空気をかくように、必死で手を動かしている自分の姿を思い出していたそうです。
この男性自身は、この事故直後からこの瞬間に至るまで、そのような事は、全く覚えていませんでした…。
しかし、その瞬間に現実に起こっていた事実を想起し、追体験したことによって、その後この方の全ての症状が消え去りました。
◆また、ある文献で紹介されている、海外の例では、ある成人の女性が、長年肩の激痛で悩まされていて、どのような精密検査を受けても、全くその原因が特定されないままでいました。
しかし、この成人の女性を、そのモードに誘導したときに、まだ物心つく前の小さな頃の自分が、お母さんが真心込めて、その子のために手作りで仕上げていたドレスにいたずらして、ハサミでそれをジョキジョキ切ってしまっている光景を思い出しました。
その時、それを見た母親はあわてて、思わず彼女の手を強く引っ張っぱり、そのときに、その幼少期の彼女は肩を脱臼してしまったのだそうです。
自分も覚えていなかった、遥か昔の、その時の衝撃の体験が、成人になってからもずっと、彼女の肩の痛みを起こし続ける原因となっていた…。
と言うことで、この経験を通して、その当時の出来事を想起し、追体験することによって、彼女が長年ずっと抱えていた、その肩の痛みは消失しました。この
『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放)』
を行う際の、そのリリースモードへの誘導の仕方については、目安となるコンタクトポイントがあり、熟練してくるといろいろな部位からの接触でこのモードに誘導してことができます。
(1)『ソモト・エモーショナル・リコール&リリース(体性感情解放)』の具体的な実施方法
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この続きは、
『体性感情解放法(ソモト・エモーショナル・リコール&リリース/S・E・R)』を最速で学ぶ(4)
でどうぞッ!!