『体のケアと部屋の整理整頓は同じかも…!?』
つい先日、もういい加減に整理整頓をしなければと、それまでずっと、当面不要となったものを適当に放り込み続けた結果、物置き部屋状態になってしまっていた、自宅の一室を掃除しようと思い立ちました。
改めてその部屋を見てみると、それはもう、あるわ…あるわ（汗）…!
『こんな物、置いていてもほんとにいつか使う時が来るのかなあ…？』
とか、
『処分するにしても、これは大変な作業になるなぁ…。』
などと思えるような物で、その部屋全体が、すし詰め状態です。
まさに足の踏み場もないと言う状況で、例えばある荷物を少し右の方へ移動させたいと思っても、
そこには他の荷物があってその荷物を移動させることができない…。
またある荷物を担ぎあげたいと思っても、その荷物を担ぎあげるために自分が動くスペースがない…。
と言う状態です。
こうなってしまうと当たり前の話ではありますが、その部屋を整理整頓するための作業に必要な、スペースそのものをまず確保するために、
一旦、そのすし詰め状態になっている荷物を、その部屋からちょっとずつ…ちょっとずつ…出さざるを得なくなるわけです。
まさに自業自得（悲）…。
それでもどうにか頑張って、２時間半ほどで、処分するもの、保管しておくものの仕分けが終わり、
その部屋全体の掃除もきれいにし終えることができました。
物置き部屋化していたその一室の、すっきりと整理整頓された状態を眺めながら、
『うん！やっぱり人間の体と同じだな…！！』
と、ふと考えました。
例えば、身近な例で言えば…。
◆頑固な便秘で困っている女性の場合…
いくら体の中に溜まった不要なものを排出させたいと思っても、
長年の姿勢不良や、生活習慣の影響から、腹部の臓器、
特に女性の場合は子宮などか、わずかに圧迫された状態になってしまっているだけで、
Ｓ字状結腸と言う便の通り道を微妙に圧迫してしまって、スムーズな排泄ができませんし、
同じような理由で、子宮が微妙に後屈したままで固定状態になってしまっている場合なども、
その後ろ側にある直腸を、これまた微妙に圧迫ししまって、スムーズな排泄を邪魔してしまうことになります。
このような根本的な理由を放っておいたままで、いくら繊維質の食物を摂取したり、
便秘薬などを飲んでも、根本的な解決とはなりません。
言ってみれば、不要なものが隙間もないほどに、乱雑に置かれた私の家の物置き小屋化した私の自宅の一室から、
作業に必要なスペースを作らずに、無理矢理強引に荷物を引っ張り出そうとしているのと同じことになります。
動悸や不整脈などの、心臓の症状でお悩み方の場合でも、原理的に同じようなケースの方が多く見受けられ、
背中の筋肉や、胸周りの筋肉、腕の筋肉等がパンパンに硬くなって、四方八方から心臓周辺を締めつけてしまい、
心臓が自由に動けるスペースがなくなっただけでも、やはり動悸や不整脈などの症状が出て来るのです。
また循環がわるくなり、肝臓などの、サイズの大きな臓器の水分量が増して重くなると、
肝臓そのものが下垂して来て、膜で肝臓とつながっている横隔膜を下方に引っ張ってしまいます。
そうなると、横隔膜とつながり、その横隔膜の上にくっついている心臓も引っ張られてしまい、
これまた同じように心臓が窮屈な状態になって、動悸や不整脈の起こる原因となってしまうのです。
やはりこの場合でも、このような体の構造面での不具合を解決しないままに、
病院でもらった、見かけ上の症状だけを消すような薬を服用し続けても、根本的な解決とはならない可能性があります。
一瞬で起こるような、突発的な事故や怪我はともかくとして、このような徐々に現れてくる症状の場合には、
その症状はあくまでも結果であり、その症状そのものに原因ありません。
やはりこのような場合は、荷物がすし詰め状態になった部屋の荷物を、少しずつ移動させながら整理整頓するように、正しい段取りを踏みながら、
その症状を起こしている原因となっている、くるってしまった体の構造を一つ一つ正常に戻していくことが欠かせません。
その結果として、お悩みの症状がどのように改善していくのか経過を見ていくべきですし、
それよりももっと大切な事は、症状が出てしまってから、慌てて体の構造を正すのではなくて、
そうなる前から常に正しい適切な方法で、常に体の構造を正しい状態に保っておくことです。
部屋の整理整頓も一緒ですね（汗）…。
私も、部屋が荷物ですし詰め状態になってからではなく、そうならないように常に処分すべきものは速やかに処分し、
保存すべきものは後々のことを考えながら、適切な場所に適切な形で保管しておくべきでした（笑）…。
これからは絶対に気をつけるぞ～ッ！！
