『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』を最速で学ぶ
お願い
このページで紹介させていただいている『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』の『10ステップ・プロトコル(10段階の治療手順)』についての考え方やその方法は、私が過去に専門の研究機関で学ばせていただいた事をベースに、私個人のこれまでの経験を通して体得した、自分なりのコツや考え方も一部取り入れています。
この点を事前にご理解いただいた上で、これ以降の内容を読み進める場合には、必ず以下の重要確認事項をお読みの上、その内容の全てに同意していただける方だけがお読みください。
※同意していただけない方は、今すぐこのページを閉じて下さい。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
これ以降の内容をお読みになった時点で、上記の免責事項をご了承頂いたものとみなします。
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7.実践編⑥
(1)3つの手技法の運用方法
『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』を最速で学ぶ(2)でもご説明しましたとおり、今回は『頭蓋仙骨療法(クレニオ・セイクラル・セラピー)』の『10ステップ・プロトコル(10段階の治療手順)』中から、3つの手技法…すなわち、
①『静止点誘導(スティール・ポイントへの誘導)』
②『前頭骨の調整』
③『頭頂骨の調整』
のみをご紹介いたしました。『10ステップ・プロトコル(10段階の治療手順)』の中には、今回ご紹介できなかった効果的な手技法がまだまだたくさんあります。
ちなみに『10ステップ・プロトコル(10段階の治療手順)』その全ての手順は以下のとおりです(…赤字の部分がこれまでの解説でご紹介した手技です…)。
STEP(1)…静止点誘導(スティール・ポイントへの誘導)
※後頭骨、仙骨、足首のいずれかから行う。
STEP(2)…横方向の膜の制限の解放
①骨盤隔膜(骨盤底筋群)のリリース
②横隔膜のリリース
③胸郭上口のリリース
④舌骨のリリース
⑤頭蓋底のリリース
STEP(3)…前頭骨
STEP(4)…頭頂骨①/頭頂骨②
STEP(5)…蝶形骨①/蝶形骨②
STEP(6)…側頭骨①/側頭骨②
STEP(7)…側頭骨③
STEP(8)…TMJ①/TMJ②
STEP(9)…硬膜管の評価①~③
STEP(10)…最後に再度静止点誘導(スティール・ポイントへの誘導)
※後頭骨、仙骨、足首のいずれかから行う。
ご覧の通り、今回解説させていただいたのは、赤文字表記の3つの手技法のみで、全体の中のほんの一部です…。
確かに上記の全ての手技法を全て習得していれば、より様々なケースに対応しやすくはなるのですが、今回は文字や写真を通してお伝えしやすいものとして、赤文字表記の3つの手技法のみに限定して解説させていただきました。
極めてシンプルな3つの手技法だけではありますが、一つ一つの手技の精度を上げていただければ、これだけでも、運用の仕方一つで様々なケースに一定のレベルで対応することは可能です。
1)施術手順とその考え方
『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』および、その運用方法の一つである『10ステップ・プロトコル(10段階の治療手順)』は、
『何か固有の症状を改善させるためのものではなく、からだ全体の機能、構造を正常化し、様々な症状が自然に治っていく体をつくるためのものであるッ!』
と、考えるべきだと私自身は思っています。
その意味でこの手技法は、個々の症状を追う…と言うよりも、体の基本的な機能、構造をより良い状態に効率良く整えることに重きを置いている ので、他の治療法とも大変相性が良く、うまく併用しさえすれば、専門医の先生が行ってくれる病院での治療などもより効果的なものになりますし、
これらの治療の過程でやむを得ず発生してくる様々な副作用の問題なども、最低限に抑えられる可能性が非常に高いです(体内の浄化作用、解毒作用が高まります)。
この点も十分にご理解いただいた上で、これ以降に解説させていただく、この『3つの手技法』の運用方法に進んでいただきたいのですが、今一度改めて以下の点をご確認ください。
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このサイトでは、『頭蓋仙骨療法(クレニオ・セイクラル・セラピー)』の数ある技術の中から、一般の方が、家庭療法として応用しても差し支えない範囲の、極々一部の技術を解説し、必要な方には家庭療法として、自分自身はもちろんのこと、ご家族や大切な人のために、自己責任の範囲内で行っていただけるようになることを目的としています。
しかし、この『頭蓋仙骨療法(クレニオ・セイクラル・セラピー)』が極めてソフトで安全な方法であるとは言え、取り組むにあたって最低限注意しておくべき点もあります…。
具体的なテクニックについては、これまで解説させていただいたとおりですが、この『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』は頭蓋~仙骨間の脊髄内の『脳脊髄液』の流れを調整する訳ですから、体の中での水の成分の圧の変動(水圧の変動…)、すなわち体内圧の変動が発生します。その為…
①脳血管障害(脳卒中や脳梗塞など)で現在医師の厳重な管理下にある状態の方。
②血圧の異常に高い方
などに対しては、全くのノンストレスと言う訳でもありません…。
でもその反面、実際にはこの①~②のような方にも、この『頭蓋仙骨療法(クレニオ・セイクラル・セラピー)』は非常に有効に作用すると言う事実もあります…。
脳血管障害の既往のある方なども、自宅での生活がどうにか可能になっているレベルであれば、この療法に取り組むことによってその予後が非常に良くなる場合もありますし、高血圧でお悩みの方でも、血圧の安定化に大きく役立ちます。
その意味では、このような方々にこそ積極的に取り組んでいただきたいので、私自身はこれらの方々に対してもドンドン施術していますが、前述の通り体内の水の成分の圧の変化を起こし、『脳脊髄液の循環リズム』を正常化していくわけですから、そのプロセスで、頭蓋をはじめ、体内の各部位に何らかの圧力変化が起こりますので、それなりの配慮と慎重さは絶対に必要です。
このページをお読みの方は、あくまでも自己責任の範囲内で取り組んでいただかなければなりませんので、この点を十分にご理解の上、くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
③現在、出血性の疾患のある方
…体液循環が急速に活発になりますので、現在内臓などから出血があり、医師の治療を受けている方には行わないで下さい。
④常識的に考えて、医師の専門的治療を優先すべき状態にある方。
⑤上記以外でも、相手の方が嫌がったり、あなた自身の判断で、施術をためらわれる様な状況にある方には行わないで下さい。
上記のことが十分に理解でき、厳守できる方だけ、これ以降にお進み下さい!
2)実際の施術手順の一例
①『静止点誘導(スティール・ポイント)』で15分を目安に静止点まで何度か誘導する!
足首把持で『静止点誘導(スティール・ポイントへの誘導)を行い、静止点まで、何度か誘導してあげてください。まずは15分ぐらいを目安に行えば、その間に何度か静止点に入るはずです。
『脳脊髄液の循環リズム』を感じ取れない方は、すでにご説明したとおり、相手の方の『足首』を持ち、やや内側方向にほんの少しだけ捻るような力を加えて、じっとしていてあげるだけで結構です。
ご自分の手が疲れるようであれば、いきなり15分行わなくてもかまいませんので、3分でも5分でも、無理なくやれるところからスタートして徐々に慣らしていって下さい。
②『前頭骨の調整』を2分半から~3分間行う!
具体的な方法はすでにご説明したとおりですが、くれぐれも5g程度のソフトタッチをお忘れなく。決しておでこを上から押し込んだりしなようにしてください。そして、『脳脊髄液の循環リズム』がわからない方も、5g程度のソフトタッチで2分半から~3分間優しく触れ続けてあげて下さい。
③『頭頂骨の調整』を2分半から~3分間行う!
基本的な要領は、頭蓋骨の動きの方向が違うというだけで、前述の『前頭骨の調整』と同じです。
④最後にもう一度『静止点誘導(スティール・ポイントへの誘導)』を3分から~5分間行う!
最後にもう一度、全く同じ要領で、足首把持で『静止点誘導(スティール・ポイントへの誘導)』を3分から~5分間行います。
『脳脊髄液の循環リズム』がわかっても、わからなくても、3分から~5分間行って下さい。
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以上となります。
3)補足
①このフローチャートは、わずか3つの手法のみでの運用例となりますが、それでもこの場合でも、施術に要する正味の時間は、24分~27分ですから、だいたい30分程度の時間を要します。
また、手数の多い少ないに関係なく、一つ一つの手技の精度を上げていきさえすれば、この様な手数を絞り込んだ形でも、様々なケースで一定レベルの効果は上げられるはずです。
②もし、『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』に取り組んでみてもあまり効果が感じられないケースに遭遇したとしても、
せっかく学ばれた素晴らしい技術ですので、どうぞ他の方や、他のケースに対してどんどん試してみてください。必ずその効果にご納得いただけるケースに出会われることと思います。
②適応症であっても、長い期間を要することもあります。特に難病の方の場合なら尚更です。根気良く、忍耐強く続けてください。
③適応症であっても、今回学ばれた3つの手技法以外の『頭蓋仙骨療法(クレニオ・セイクラル・セラピー)』の技術や、『10ステップ・プロトコル(10段階の治療手順)』の全ての技術を学ばれた方が当然効果は高いです。ご希望の方は、ぜひ直接習いに来てくださいッ!!
この続きは、『頭蓋仙骨治療(クレニオ・セイクラル・セラピー)』を最速で学ぶ